モルガンS「中国経済再開見込む取引」縮小促す-感染増でヘッジ必要
2022年12月13日
(ブルームバーグ): 中国で新型コロナウイルスを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策が緩和方向に急転換し、コロナ感染が再び急増する状況を受け、中国経済の本格再開を見越した取引を投資家は縮小する必要があるかもしれないと米モルガン・スタンレーが指摘した。
ミン・ダイ氏らストラテジストはリポートで、「経済再開を見越したトレードを投資家がほぼ完全に織り込む市場ではヘッジをかけるべきだ」と促した。
モルガン・スタンレーは11月初めの時点では、ゼロコロナ政策の緩和から恩恵が得られる取引を増やすよう勧めていた。
今回のリポートは従来の立場を見直し、「市場は短期的に混乱を見過ごす」こともあり得ると分析。スパイラル的に感染が急拡大すれば、他の新興国市場でさらに一定のリスクプレミアムを市場が織り込む恐れがあると予想した。
原題:Morgan Stanley Says Hedge China Reopening Trades on Growth Woes (抜粋)
--取材協力:Sofia Horta e Costa.
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