ユーロ圏の消費者物価指数は過去最高の上昇幅に。欧州でも続く物価高

2022年11月02日

 欧州連合(EU)統計局が31日に発表したユーロ圏の10月の消費者物価指数速報値は前年同月比が10.7%の上昇となり、9月の同9.9%を上回り、再び過去最高となった。市場予想の10%程度も上回った。

 イタリアが前年同月比12.8%の上昇と、初めてふた桁の上昇となっていた。ドイツは同11.6%と、1950年初めの旧西ドイツ以来の高水準となっていた。スペインが同7.3%、フランスが同7.1%などとなっていた。

 ロシアによるウクライナ侵攻を背景に、エネルギー価格が前年同月比41.9%増と物価全体を押し上げており、食料品なども同13.1%の上昇となっていた。

 エネルギー価格に上限を設ける措置が各国で相次いで導入されたことで欧州のインフレは鈍化するのではないかと期待する声も出ているが、ここにきてもまだ上昇し続けている事実に市場は驚いた。

 欧州の国債利回りは12月以降、FRBやECBが利上げ幅を鈍化させるのではとの思惑から、再びピークアウトしたかのような動きとなっていた。しかし、足下の物価上昇にはブレーキが掛からず、再び上昇してきている。

 2日のFOMCでは0.75%の利上げが予想されている。12月以降については予測は難しい。0.5%程度に落としていったんブレーキを掛けることもありうるとは思うが、ここにきて小麦価格が高騰するなどしており、ウクライナ情勢などによっては欧米での物価上昇に歯止めが掛からないリスクも当然ありうる。

久保田博幸金融アナリスト

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