レーン氏、ECBは物価抑制で強力な行動必要-ユーロ安が事態悪化

2022年08月28日

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は27日、弱いユーロが燃料コストの大幅上昇に拍車を掛けている中で、ECBは記録的なインフレを抑制し、インフレ予想の安定を維持するために強力に行動する必要があるとの認識を明らかにした。

米カンザスシティー連銀主催のワイオミング州ジャクソンホールでの年次シンポジウム(ジャクソンホール会合)に際してブルームバーグテレビジョンとのインタビューで発言した。

同氏は政策当局者が「着実で秩序立った」金融政策の正常化を継続することが重要だと指摘した。同氏に先立ってECBのシュナーベル理事やビルロワドガロー仏中銀総裁は9月とそれ以降の会合でECBが断固たる対応が必要と主張した。

同氏は「世界的、そして欧州で過度の高インフレであり、それが行動の時期である理由だ」とし、「次のステップは9月の大幅な動きになるだろう。今後の経済指標とインフレ見通し次第」と述べた。

同氏はまた、「われわれが為替レートを注視しているのは確かだ」として、金融政策決定で「それは既に重要な検討事項だ」と語った。

同氏は「欧州での量的引き締め(QT)に関しては公に話を始めるのは時期尚早」との考えを示した。

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(抜粋)

(c)2022 Bloomberg L.P.

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