ロシア中銀が利下げ、緩和サイクルで最小幅-今後の見通しは不透明
2022年09月16日
(ブルームバーグ): ロシア銀行(中央銀行)はウクライナ侵攻後に金融政策の緩和に転じてから最小幅の利下げを決定した。制裁の影響で経済が縮小する一方、インフレリスクの再燃で慎重な姿勢になることを強いられた。
ナビウリナ総裁率いるロシア中銀は16日、政策金利を8%から7.5%に引き下げた。決定に際して発表した政策声明では、今後の金融緩和に関する道筋を明確には示さなかった。
「今後の政策金利決定においては、目標に対する実際のインフレやインフレ見通しの動き、経済の変化、国内外の状況によるリスク、金融市場の反応を考慮に入れる」と説明した。
原題:
Russia Puts Rate Path in Doubt After Smallest Cut This Year (1)(抜粋)
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