下落相場で使える“オプション”とは?

2022年10月31日

人生は何が起こるかわかりません。

万が一に備えて、

保険をかけておくことは

大切なことです。

例えば、自動車保険。

事故に遭ったり、

逆に自分が事故を起こしたりした時には

多額の費用がかかる可能性があるため

かけておきたい保険です。

とはいうものの、

その保険料はバカにはなりません。

私は6年間、事故を起こさず

保険金を受け取らなかったにも関わらず、

保険更新のタイミングで保険料が

3倍も上がったことがありました。

このように、私たちからすると

保険料の支払いは負担になりますが、

保険を販売する保険会社からすると、

いいビジネスだと言えるかもしれません。

なぜなら、事故はそれほど多発するものではありませんが、

保険料は顧客からずっと受け取ることができるからです。

仮に保険金の支払いが発生しても問題ありません。

その金額を超える保険料を顧客から受け取ることで、

利益が出るようなビジネスモデルになっているからです。

このように、"おいしいビジネスモデル"とも言える保険。

実は私たち個人も投資をする上で、

このビジネスモデルを真似ることができるのです。

どのように真似をするかというと、

「オプション」を活用するのです。

オプションとは、

「ある金融商品をあらかじめ定められた期日に

事前に定めた価格で売買できる権利」のことを指します。

この説明だけだと、

イメージが湧かないでしょうから

ある事例を使って説明しましょう。

例えば、オプションの一つに

プットオプションと呼ばれるものがあります。

これは「自分が保有する株を自分が売りたい価格で売れる」権利です。

仮にあなたが1株100ドルの株を持っていたとしましょう。

今、市場が下落相場になっており

この企業の株価が下がる可能性があるとします。

そうなると、株価が下がって

損を出してしまうのは嫌ですよね?

そこで、プットオプションの出番です。

仮に「1株100ドルで株を売れる」プットオプションを持っていれば、

どれだけ株価が下がろうとも、

100ドルで売却することができるのです。

つまり、プットオプションは

「株価の暴落保険」のようなもの。

ここまでご紹介したケースは

プットオプション、つまり保険を

"購入"する場合でした。

一方、この保険を

あなたは"売る"こともできるんです。

つまり、保険会社のように

あなたも保険料で稼ぐことできるということ。

では、どのような仕組みなのかをご説明しましょう。

先ほどの例だとプットオプションを購入した人は

「1株100ドルで売ることができる」という

保険を手に入れたことになります。

ただ、もちろん保険を購入するためには

保険料を支払う必要がありますよね?

つまり、プットオプションを売る場合、

プットオプションの買い手から

この保険料(プレミアム)を受け取ることができるんです。

もし、株価が100ドル以下にならなかった場合、

あなたは何もせずに

保険料だけを受け取ることができます。

これは自動車保険でいうと、

顧客が事故を起こさず(つまり保険金を支払わずに)、

保険料だけを受け取ることができるようなものです。

極端な例にはなりますが、

仮に株価が100ドル以下にならず、

この保険(プットオプション)を売り続けたとしたら、

ずっと保険料だけを受け取り続けることもできるということです。

このように、私たち自身も

保険会社のようなビジネスモデルを使って

利益を狙うことができます。

オプション取引を実施する場合は

リスクも知っておかなければいけませんが、

うまく活用することで、

多くの人が資産を増やしている下落相場で

着実に資産を増やしていくことが期待できます。

この"賢く資産を増やす方法"を

学んでおいて損はないでしょう。


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