中国外貨準備、10月は3.052兆ドルに増加
2022年11月07日
[北京 7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した10月末時点の外貨準備高は3兆0520億ドルと、前月末の3兆0290億ドルから234億7000万ドル増加した。ドルが他の主要通貨に対して下落した。
ロイターがまとめた市場予想の3兆0180億ドルを上回った。
人民元は10月に対ドルで2.5%下落。ドル指数は0.6%低下した。
国家外為管理局は、10月の外貨準備増加について、ドルの下落が評価額に影響したことが主因だと説明。「中国は引き続き外貨準備の規模全体の安定を支えていく」と表明した。
人民元は今年、対ドルで12%近く下落しており、中国は元相場の安定を目指している。
1─10月の外貨準備は1977億4000万ドル減少した。
10月末時点の金準備は6264万トロイオンスで9月末から変わらず。ドル建てでは1026億7000万ドルと、9月末時点の1047億2000万ドルから減少した。