中銀デジタル通貨で国際会議 来年3月までに開催 主要国金融当局
2022年10月10日
【ワシントン時事】主要国の中央銀行や金融監督当局で構成する金融安定理事会(FSB)は10日、中銀が発行するデジタル通貨(CBDC)に関する国際会議を2023年3月までに開催すると発表した。
国際通貨基金(IMF)、世界銀行との共催で、CBDCの普及に向けて新興国・途上国に技術支援も行う方針だ。
FSBが10日、日米欧や中国、ロシアなど20カ国・地域(G20)の要請を受けて20年から取り組んでいる「海外送金の改善に向けたロードマップ(行程表)」の進捗(しんちょく)に関する報告書を発表した。デジタル技術の発展を背景に中国や米欧でCBDCの導入検討が急速に進んでおり、国際会議の開催を急ぐ。