今日はなんの日?
10月4日。
今日は「投資の日」ですね!
10:とう
4:し
で投資と読むゴロ合わせです。
・1996年:日本証券業協会が「証券投資の日」を制定
・2009年:「投資の日」へ変更
・2017年:再びを「証券投資の日」へ変更
ということで紆余曲折あり、
日本記念日協会に登録されています。
証券投資の日(以下投資の日)に合わせて、
日銀の黒田さんもこうおっしゃっています。
「長い人生を自分らしく
豊かに暮らしていくうえでは
金融リテラシーを身につけ、
向上させていくことがとても大切です」
今日は投資の日に絡めて、
投資をする上で最も大切なものの1つである
「分散投資」についてお伝えします。
分散投資
と聞いて、何を思い浮かべますか?
・・・
・・・
・・・
「いくつもの株に分散する?」
と思われたかもしれません。
分散投資には、いくつかの観点から
見ていくことができます。
本日はその中でも、
1:投資する資産を分散する
2:投資する国を分散する
3:投資する銘柄を分散する
4:投資する業界を分散する
5:投資する時間を分散する
これら5つをご紹介しましょう。
1:投資する資産を分散する
銀行預金には現金がありますよね。
これも資産の1つです。
そこに、
・株
・債券
・不動産
・金
など、さまざまな投資商品に
分散投資すること。
これが資産の分散です。
例えば、現金で円だけ持っていると
今年のように円安が進んでしまえば、
資産価値は下がってしまいます。
ドル現金でも米国株でも良いのですが、
2022年1月からドル建ての資産を持っていれば
2022年10月までに24%以上
資産が増えていることになります。
2:投資する国を分散する
日本にいて、普通に暮らしていると
日本以外が選択肢に入ることは
なかなかありませんが...
・アメリカ
・中国
・インド
・イギリス
・シンガポール
など、たくさんの国への
投資選択肢が存在します。
1つの国に投資していることが悪い、
というわけではありませんが、
視野を広く持ってさまざまな国へ
投資されると良いでしょう。
その時、メインで投資する選択肢へ
入れていただきたいのがアメリカです。
こちらをご覧ください。
これは、国別の時価総額、
つまり企業の価値を
円グラフにしたものです。
アメリカが圧倒的に
大きな割合を占めていますよね。
世界規模で見た時、
崩れにくいのはアメリカと
読むこともできますね。
「中国の勢いがすごいぞ!」
というのもある種事実かもしれませんが、
世界を動かす割合で言えばまだまだ小さく見えます。
3:投資する銘柄を分散する
これは単純ですね。
株に投資しようと思った時、
1つの企業に全資金を投入するのは
投資のセオリーから反しています。
・アップル
・コカ・コーラ
・P&G
・アメリカン・エキスプレス
など、銘柄を分散しておけば...
もしその企業の株価が下がったり、
配当金が出なくなっても
他の企業がカバーしてくれることでしょう。
4:投資する業界を分散する
銘柄を分散しても、
・トヨタ
・日産
・マツダ
と、自動車業界だけに
偏った分散投資をしてしまうと...
もし自動車業界が向かい風になった際
資産が大きく目減りしてしまう可能性があります。
ですから、
・ハイテク
・通信業界
・金融
・ヘルスケア
・飲食
といったように、
いくつかの業界にも分散することを
意識されると良いでしょう。
余談ですが、米国企業は
1:生活必需品
2:ヘルスケア
3:公共事業
4:情報技術
5:資本財
6:エネルギー
7:通信サービス
8:一般消費財
9:金融
10:素材
11:不動産
と11種類の業界(セクター)に分けられます。
5:投資する時間を分散する
同株を購入するとしても、
今日全ての現金を使って一括購入!
ではなく、定期的に購入することが大切です。
今、目の前にある株が
本当に安いのかわかりませんし、
逆に高いのかもわかりません。
ですから、毎月5万円。
あるいは2ヶ月に一回、20万円。
といったように、
ある程度間隔をあけて
時間を分散させると良いでしょう。
タマゴを1つのカゴに入れてしまうと、
そのカゴがガシャンと落ちてしまったとき、
全て割れてダメになってしまいます。
しかし、いくつかのカゴに分けて入れておけば、
1つのカゴが落ちてしまったとしても、
他のタマゴは安全です。
「1つのものに投資しすぎるのは、リスクが高いからやめよう」
という格言です。
もちろん、最初から分散投資を
徹底しようとすると、
がんじがらめになって
身動きが取れなくなる可能性もありますから、
少しずつ分散していき、
1年後、2年後には
分散ができている、
という状況が作れると良いですよね。
良い投資を。
P.S.
分散投資したいと思われるなら、
まずはこれがおすすめです。