内閣府が38年ぶりに新たな経済指数公表 サービスや消費を重視
2022年08月22日
内閣府は22日、景気を把握する新たな経済指数を公表した。景気の現状を示す景気動向指数の「一致指数」において、サービスや消費を重視した経済データで算出した。内閣府が新たに景気の動向を示す経済指標を設けるのは38年ぶり。
初めて公表された景気動向指数の新たな一致指数(6月)は前月比1・6ポイント上昇の102・5だった。
景気動向指数の「一致指数」を巡っては、製造業に重きを置いており、時代の変化に対応していないとの指摘があった。新たな指数では、無形固定資産(ソフトウエア投資)やサービス輸出などの経済データが加わった。
内閣府は新たな指数は参考値と位置づけ、従来の一致指数についても、これまで通り公表することにしている。【松山文音】