円急落、24年ぶり140円台 米利上げ長期化観測で NY市場

2022年09月02日

【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク外国為替市場で、円相場が1ドル=140円台に急落し、1998年8月以来24年ぶりの円安水準を付けた。  インフレ抑制に向けた米国の利上げが長期化するとの観測が強まる一方、日銀は景気下支えのための金融緩和を続ける姿勢を維持している。日米の金利差拡大が改めて意識され、金利収入を見込めるドルを買って円を売る動きが加速した。  午後5時現在は140円15~25銭と、前日同時刻比1円24銭の円安・ドル高。  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は8月26日の講演で、金融引き締めを「しばらくの間」継続すると表明した。FRB高官からも積極的な利上げを支持する発言が相次ぎ、米長期金利が上昇。ドル買い・円売りが進んだ。  外為市場では、FRBが金融引き締めへとかじを切った今春以降、円安・ドル高が進行。円は昨年末の水準から約18%下落した。8月に入って米インフレがピークアウトしたとの見方が広がり、円安は一服していたが、パウエル議長講演をきっかけに再び勢いづいた。  米国では、急激な金融引き締めに伴う景気後退への懸念が強まっている。ただ、FRBはインフレ抑制を最優先に利上げを続ける構えで、「米長期金利はまだ上昇余地がある」(大手証券)との見方が多い。日米の金利差がさらに拡大し、円安が一段と進む可能性がある。

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