円相場、一時139円40銭 円は今年の最安値 24年ぶりの円安水準を更新
2022年09月01日
外国為替市場で、円売り・ドル買いの動きがすすみ円相場は一時1ドル=139円40銭台をつけ円は今年の安値を更新しました。1998年以来、およそ24年ぶりの円安水準です。 為替相場は今年1月には、1ドル=115円台で推移していましたが、金融引き締めを進める欧米との金利差が拡大したことで、今年7月には1ドル=139円38銭まで円安が進んでいました。 その後、アメリカの利上げペースが弱まるのではとの思惑から、8月には1ドル=130円台まで円が買い戻される場面もありました。 しかし、先月26日にアメリカの中央銀行にあたるFRBのパウエル議長が歴史的なインフレを抑制するために「仕事をやり遂げたと確信するまで、仕事を続ける」などと金融引き締めを継続する決意を表明したことで、金融引き締めが加速することへの警戒感が高まり、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いの動きが進みました。