円相場一時130円台 米中対立悪化懸念でドル売り広がる
2022年08月02日
アメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問する見通しであることが伝えられたことで、外国為替市場では円相場がおよそ2か月ぶりの円高水準となっています。 きょうの東京外国為替市場では、ドル売り・円買いの動きが進み、今年6月以来およそ2か月ぶりに一時、1ドル=130円台をつけました。外国為替市場ではこのところ、アメリカの景気後退への懸念からドル売り・円買いの流れが進んでいましたが、アジアを歴訪中のアメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問する見通しであることが伝えられたことで、米中対立がさらに加速することへの警戒感からドルを売る動きが加速しました。 市場関係者からは「中国側からけん制する発言も相次いでいて、今後の状況次第では一気にドル売りが進む可能性もある」との声も上がっています。
TBSテレビ