北川景子“信長の妹”役で2度目の大河ドラマ 『どうする家康』で松本潤と初共演「気遣いを常に絶やさない方でした」
人気グループ・嵐の松本潤が主演し、2023年に放送予定の大河ドラマ(第62作)『どうする家康』の追加キャストとして、信長・秀吉・家康をつなぐ運命の女・お市の方(おいちのかた)を演じる北川景子の出演が決定した。第57作『西郷どん』(2018年/天璋院篤姫役)以来、2度目の大河出演を果たす。
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今作が初大河となる松本は、誰もが知る偉人・徳川家康を演じる。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代は、今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えると思っていた。しかし、三河(みかわ)武士の熱意に動かされ、弱小国の主(あるじ)として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する乱世に飛び込む。そして豊臣秀吉、黒田官兵衛、真田昌幸、石田三成と次々と現れる強者(つわもの)たちと対峙し、死ぬか生きるか大ピンチをいくつも乗り越えていく。
北川が演じるお市の方は、信長の妹。織田と徳川が盟約を結ぶのをきっかけに、家康と数奇な運命をともにすることになる。近江・浅井家に嫁ぐものの、兄・信長のせいで乱世の渦に巻き込まれる。そして彼女が生んだ三人娘もまた、家康の生涯に大きくかかわることに......。
――演じる人物の印象と意気込み
戦国の乱世で家系の存続のため、家族を守るため、自分の命を全うした人物です。家のためとか家系のためと言うとそこには自分の意志とか尊厳がないように聞こえますが、私はそうではなかったと思っています。
戦国に生きた武将、そしてその家族たちにとって家系の存続は何よりも重要なことであり、そのために自分がどう役に立てるのか、ということをお市の方は常に考えていて、その生き方に誇りを持っていたと思います。何のために生きて、どんな死に方をするか。冷静に判断できる聡明さと、強さ、家族に対する愛、家の誇りを表現していきたいです。
リハや撮影では、久しぶりの大河ドラマですので前回はどんな感じだったかなと記憶を辿りつつ、初めての時よりは少し余裕を持て、良い緊張感でクランクインできました。作品をご覧になる方々に楽しんでいただけるよう、私も楽しんで撮影したいと思います。初めて共演する方々ばかりなので、コロナ禍ではありますがコミュニケーションを大事にしていきたいです。
――古沢作品の魅力
さまざまなジャンルの作品を書いていらっしゃいますが、どの作品でも登場人物のキャラクターやセリフに古沢さんのユーモアが散りばめられていると感じます。私は映画でご一緒しましたが、どうしようもない生き方をしているキャラクターに笑いと、共感と救いを与えてくださって、演じる役者への愛情をたくさん感じました。
『どうする家康』の脚本を執筆するにあたっても尋常ではないほどの取材をされていると聞きました。今回もどのように書いてくださるのかとても楽しみです。
――共演者について
・岡田准一
まだ二日ほどですが、初めてお会いしたリハーサルでは岡田さんが演じられる信長のすごみに圧倒されました。セリフ、言わなきゃ、と思えば思うほど喉が締まって足がすくむ状態でした。強くて、怖くて、周りが自然と平伏してしまう、カリスマ的な信長でした。妹なので、私も強くいきます。
・松本潤
よく番組でご一緒していたので初めてという感じがしませんが、初めて共演します。主演でありながらも現場の進行や共演者への気遣いを常に絶やさない方でした。先は長いので、温存しつつ、現場周りのことはわたしたち周りに頼ってください。
――共演を楽しみにしている方
ムロツヨシさん。リハの時にお話しできて楽しかったです。ご一緒のシーンがあるのかどうか...。音尾さん、山田さんともしっかりご一緒するのは初ですが、お稽古でもご一緒して、初日の撮影もご一緒して、お二人がいらっしゃると心が和みます。