北陸を襲った大雨で線路もゆがむ…流通への影響懸念されるなか難航する復旧作業
2022年08月07日
5日の猛烈な雨の影響で運転見合わせが続いている福井県内のJR北陸線は復旧作業が難航し、南北の交通寸断が続いています。一方、通行止めが続く北陸道や国道8号では今週前半から半ばをめどに解除できるよう作業が進められています。 【写真】ゆがむ線路...放置された車両...復旧作業は難航
作業難航の要因は予想以上の土砂...相次ぐ通行止め
JR北陸線は福井県南越前町付近で線路への土砂の流入や斜面の崩壊などが見られたため、敦賀駅と武生駅の間で運転の見合わせが続いています。JR西日本金沢支社では、少なくとも9日まで運転見合わせとしていますが、予想以上に土砂の流入が多いことや周辺の道路で通行止めが相次ぎ作業が難航していることから、運転見合わせの期間が延びる可能性もあるとしています。 現在、特急サンダーバードや特急しらさぎは運休が続いていますが、福井・金沢間の特急ダイナスターを臨時で増発しています。
高速道路と国道の復旧は週の前半から半ばに
一方、敦賀ICから今庄ICの間で通行止めが続いている北陸道について、ネクスコ中日本では新潟方面の上り線を使って緊急車両の通行を確保しましたが、一般車両については、今週半ばになるとしています。また、南越前町から敦賀市の間で通行止めが続く国道8号について、福井河川国道事務所は今週前半に解除できるよう作業を進めているとしています。