午後3時のドルは上昇し137円前半、一時約1カ月ぶり高値 米金利につられ一進一退
[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場終盤(136.93/96円)から上昇し、137.28/30円付近で推移している。時間外取引の米長期金利の動きにつれて、ドルは一進一退となった。
時間外取引の米長期金利は、一時3%と7月21日以来1カ月ぶりの水準まで上昇。また、ユーロやオフショア人民元が対ドルで下落し、ドル/円にもドル買いの流れが波及して一時137.44円と、7月27日以来の水準まで上昇した。しかしその後は、米長期金利の小幅な低下を眺めて、ドル/円も上げ幅を縮小した。
トレイダーズ証券の市場部長、井口喜雄氏は「直近の米連邦準備理事会(FRB)高官によるタカ派発言が相次いだことから、ジャクソンホール会議でパウエル議長からタカ派的な発言が出るとの思惑が強まり、先取りして米金利もドルも上昇している印象」とし、米長期金利が3%程度の底堅い推移が続けば、「(ドル/円は)138円を試す可能性はある」とみる。
相対的に米経済は強いとの見方からもドルは選好され、ドル指数は一時108.28と、7月15日以来の水準まで上昇するなど、ドル/円の上昇を支援した。
「米利上げに伴う景気後退懸念や金利上昇による株価の下落を背景に、米金利の上昇余地が限定的となれば、ドルは137円後半や138円付近は上値が重くなりやすい」と、あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏との見方を示す。
ユーロ/ドルは1.0030/34ドル。根強い欧州景気減速懸念を背景に一時1.0023ドルまで下落する場面もあった。再びパリティ(等価)割れを目指す展開になるとみられるが、「仮にパリティ割れした後は、値ごろ感から買い戻しが入りやすく、一段安にはならないのはないか」(国内銀行)との声が出ている。
オフショア人民元は一時1ドル=6.8520元と、2020年9月以来の水準まで下落した。中国人民銀行(中央銀行)が22日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を引き下げたことから、人民元の売り圧力が強まった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 137.28/30 1.0030/34 137.71/75
午前9時現在 137.01/03 1.0034/38 137.50/54
NY午後5時 136.93/96 1.0034/38 137.42/46