午後3時のドルは上昇148円前半、実需の買いなどで底堅い

2022年10月26日

[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤(147.91/96円)から上昇し、148.12/14円付近で推移している。実需の買いやクロス円を中心に円売り圧力が強まり、ドルは強含みで推移。ただ、時間外取引の米長期金利の低下を眺めて、上げ幅を縮小した。 ドルは仲値にかけて、国内輸入企業による買いが入り、じりじりと上昇。また、日銀が午前に予定されていた中長期・超長期債対象オペのオファー額を増額したことをきっかけに、一段と円安圧力が強まった。 28日の日銀会合は政策据え置き予想が大勢だが「正式決定されれば金利差拡大期待があらためて強まり、円が売られやすくなる可能性がある」(外銀)との声が出ている。 米国の利上げペース鈍化をめぐる思惑から、足元の米長期金利は4.07%と低下基調が継続。ただ、ドルは底堅さを維持している。 「日米金利差が縮むわけではない。米利上げペースが鈍化する可能性はあるものの、(米連邦準備理事会は)来年も多少利上げを実施するだろう。日本の貿易赤字のフローは変わらないとみられ、ドルを買い上げる理由は顕在している」と、みずほ銀行のチーフマーケットストラテジスト、鈴木健吾氏は指摘する。 11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では75ベーシスポイント(bp)の利上げ予想が大勢となっている。ただ、12月のFOMCでの利上げ幅は今後発表される米インフレ関連指標次第となり、再びドルが上方向に向く可能性は残る。 鈴木氏は目先のドルについて、146-147円が下値サポートとして意識されやすい一方、150円に再び乗せれば政府・日銀による円買い介入への警戒感が強まり、上値が重くなりやすいとの見方を示した。 ユーロは0.9960/64ドル。米長期金利の低下などを背景とした買い戻しが一服。欧州のスタグフレーション懸念が根強く、パリティ(等価)を超えて上昇すると予想する向きは少ない。 あすの欧州中央銀行(ECB)理事会では、75bpの利上げが予想されている。 ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 148.12/14 0.9960/64  147.55/59 午前9時現在 147.97/99 0.9960/64  147.40/44 NY午後5時 147.91/96 0.9964/68  147.42/46

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