午後3時のドルは131円前半、週初の円安帳消しに
2023年02月08日
[東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準とほぼ変わらずの131円前半。前日海外では130円半ばまで下落し、日銀総裁人事の思惑などで週初来進んだ円安は帳消しとなった。
日中のドルは130円後半から131円前半の狭いレンジ内を上下。一部クロス円で円が売られたものの、前日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言を受けてドル安地合いが続く中、対ドルでの円安圧力は限られた。
ドルは今週6日の海外市場で、米金利高や日銀総裁人事関連の報道を背景に、132.90円まで上昇して1カ月ぶり高値を更新した。しかし、前日のパウエル議長の発言は予想ほどタカ派的でなかったと受け止められ、米金利とドルは急速に反落。ドル/円も前週末ニューヨーク市場終盤の水準となる131円前半まで反落した。
クレディ・アグリコル銀行の資本市場本部シニア・アドバイザー、斎藤裕司氏は、足元のドル/円は下降トレンドの抵抗線を上抜けているとし、「短期的にポジション調整の買いが入りやすい。ただ、期末に向けた円転需要が強いとみられることから、134ー135円を超えていくような勢いはない」との見方を示している。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 131.08/10 1.0732/36 140.71/75
午前9時現在 131.04/06 1.0729/33 140.61/65
NY午後5時 131.05/08 1.0723/27 140.61/65