午後3時のドルは133円前半でほぼ横ばい、クロス円の円高一服

2022年08月16日

[東京 16日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(133.32/34円)からほぼ横ばいの133.29/31円で推移している。ドルは世界的な景気減速懸念を背景に一時132.95円まで下落したものの、実需の買いやクロス円の円高一服から133円前半まで戻した。 前日発表された8月のNY州製造業業況指数はマイナス31.30と前月から大幅に悪化。また、全米住宅建設業者協会(NAHB)の8月のNAHB/ウェルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は49と、コロナ禍除き2014年以来の低水準となるなど、米景気減速を示す内容になった。低調な中国経済指標も重なり、クロス円を中心に円買いが強まる場面があった。 相次ぐ低調な米経済指標を受けて、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅に関心が集まっている。 あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏は、インフレがピークアウトの兆しはみえているものの依然高水準で、米労働市場が堅調でもあるため「米連邦準備理事会(FRB)は9月の米FOMCで75ベーシスポイント(bp)利上げを行ってもおかしくない」と指摘する。 米2年債利回りは高止まりする一方で、米10年債利回りは上がりにくい状況が続くとみられ、「ドル/円は上にも下にも行きづらい」(諸我氏)との見方を示す。 豪ドル/円は93.83/87円。原油先物など資源価格の下落や中国の景気減速懸念を背景とした売りが先行したものの、じりじりと持ち直した。 きょう公表されたオーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)の議事要旨は、インフレ抑制のため追加利上げは依然必要とした一方、事前に設定された道筋はないとし、今後の経済情勢次第との見解も示した。 市場関係者によると、「今後の利上げペースが緩やかになる可能性を示した」(外銀)として、豪ドル買いは限定的だった。 ユーロ/ドルは1.0162/66ドルと軟調。世界的な景気減速懸念に加えて、物流の大動脈であるドイツのライン川の水位が低下し、一部の船舶が航行できなくなるなど経済への悪影響が意識され、ユーロの売り圧力が強まった。 ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 133.29/31 1.0162/66 135.47/51 午前9時現在 133.11/13 1.0160/64 135.27/31 NY午後5時 133.32/34 1.0160/64 135.44/48

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