午後3時のドルは135円前半で堅調、一時1週間半ぶり高値
2022年08月08日
[東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の135円前半。前週末の米雇用統計でドルが買われた流れを引き継ぎ、東京でも一時135.58円まで上昇。5日高値を小幅に上抜け、7月28日以来1週間半ぶり高値をつけた。
週明けのドルは135円前半で取引が始まり、底堅い展開が続いた。米雇用統計で急上昇した米10年債利回りは、アジア市場でも2.8%台と半月ぶり高水準を維持。実需の買いに加え「ドルの下値を支える一因になった」(外銀)という。
米雇用統計は労働参加率が前月から0.1%低下したことを除くと、大半の項目が予想を上回り、過去分も上昇修正されるなど、極めて好調な結果となった。市場では、9月連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ幅は0.75%になるとの見方が一気に広がり、米金利とドルが急上昇した。
しかし、同時に発表された家計調査によると、7月の労働力人口は前月比6万3000人の減少。6月の35万3000人減からは大きく持ち直したものの、労働市場の縮小が継続していることを示唆した。
バークレイズでは、この家計調査の結果は、他の経済指標が示す足元の景気減速と「より整合的だ」と指摘。事業所調査である非農業部門の雇用者数は大幅に増加したが「経済の基調的な強さについて、過剰な推論を導くことには慎重だ」と分析している。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 135.20/22 1.0185/89 137.72/76
午前9時現在 135.05/07 1.0171/75 137.37/41
NY午後5時 134.97/00 1.0181/85 137.41/45