参院選圧勝の連立与党に求む アベノミクス後継「次世代成長戦略」

2022年07月30日

第26回参院選で、自民党は選挙区45、比例代表18の計63議席を獲得。改選議席125の過半数を確保し、より自民党主導での経済施策の敢行が可能となった今、アベノミクスの後継戦略の推進が求められている。 【関連画像】第26回参院選で、自民党は選挙区45、比例代表18の計63議席を獲得。改選議席125の過半数を確保し、より自民党主導での経済施策の敢行が可能となった今、アベノミクスの後継戦略の推進が求められている。(写真はイメージ)  7月10日に実施された参院選で、自民党は単独で過半数を確保。公明党を合わせた連立与党の獲得議席数は76で幕を閉じた。圧勝といってもいいだろう。  「安倍晋三元総理の告別式に多くの人が参列したり、国内外から膨大な数の弔意が寄せられたりしたことは、彼が世界中から愛されていたことの証しね。総理在任中は、多くの批判を集めていたのに......」  「お父上の安倍晋太郎衆院議員の秘書だった30代半ばの彼は、明るくてユーモアセンスもあってサービス精神も旺盛、人間味あふれる人だった。今でいう『愛されキャラ』」  「えっ、あなた若い頃の安倍元総理を知っているの?」  「学生時代に自民党の衆院議員秘書のアルバイトをしていたとき、本当にかわいがってもらったんだ。憲政史上最長の総理大臣通算在職日数3188日を達成するなんて想像すらしなかったけど、今思えば、当時から大政治家の資質が垣間見えていた気がするね」  学生時代の私は、近しい親戚が地元の山口県で地方議員をしていたこともあり、議員会館で自民党衆院議員の秘書のアルバイトをしていた。  秘書といっても、選挙区から訪れる支援者の国会議事堂への案内やパーティーの受付やその準備、党会議の代理参加などが主な仕事。当時は中選挙区の時代だったものの、地元を同じくする自民党の秘書たちとは普段から仲良く、交流があった。 ●憲法は改正されるのか  安倍元総理の父、晋太郎氏は、当時の自民党総裁および内閣総理大臣の最有力候補の1人だったが、道半ばにして病に倒れた。その後、ご子息の「シンゾウさん」(若干語尾を上げて私たちはこう呼んだ)が当然のように後を継いだ。  紛れもなく政治の世界のサラブレッドである彼は、事あるごとに自身の仕事をファミリービジネスと呼んでいた。それは彼一流のシャレでもあったが、その言葉に秘めた信念は特に「憲法改正」への政治姿勢となって表れた。  今回の参院選の結果、憲法改正に前向きな改憲勢力と呼ばれる自民党と公明党、それに日本維新の会や国民民主党で、国会発議に必要な参院の3分の2の166議席を上回った。  安倍元総理の遺志を継ぐと、岸田文雄総理も前向きな姿勢を見せているが、最終的に国民投票が必要となる憲法改正では、改憲勢力以外の野党も納得させる必要がある。  次の内閣改造は、現時点で9月となる可能性が高く、岸田総理は党の役員人事を固め直し、山積する政策課題に取り組むことになる。  とりわけ現在の「物価高」や「新型コロナウイルスの感染再拡大」への対応、ひいてはダメージを受け続ける景気対策には、より一層のスピード感が求められる。

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