日経平均は反落、支持線割り込む 円安進行で下げ渋る

2022年09月07日

[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。前日比196円21銭安の2万7430円30銭で大引けた。前日の米国株式市場の下落をそのまま引きずる形で、終始軟調な展開だった。強力な支持線として意識されている200日移動平均線(2万7467円10銭=7日)を割り込んだ。ただ、中盤以降はドル高/円安の進行が下支えとなり下げ渋った。 野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏は「米連邦準備理事会(FRB)が0.75%の利上げを実施するとマーケットは織り込みにかかっているようだ。それを映した(6日の)ナスダックの下落により、日本でも同様にハイテク株が厳しい動きとなっている」とみている。 レーバーデーの休暇明け6日の米国株式市場は続落した。8月の非製造業総合指数(NMI)が予想を上回ったことで、FRBがインフレ抑制に向けて利上げを継続するとの観測が高まった。 これを受けて、とりわけ目立ったのが金利に敏感な大型ハイテク株の下落で、これらの寄与度が大きいナスダックの軟化が、半導体関連株をはじめとする日本のグロース銘柄を下押しさせる要因となった。 ただ、相場全般は後半にかけて戻り歩調に転じた。時間外取引で米株先物が軟調に推移したため、大きく戻る雰囲気は感じられなかったが、1日を通してみると、下値の堅さも指摘された。「ドル/円が24年ぶりに144円台まで円安に進んだことが、輸出関連株の株価を下支えしている」(国内証券)という。 TOPIXは0.57%安。東証プライム市場の売買代金は2兆7522億0500万円だった。東証33業種では、海運業、鉱業、石油・石炭製品などが値下がりした中で保険業の上昇が目立つ。 個別では、日本郵船などの海運株が軟調、東京エレクトロンなど半導体関連株も安く、トヨタ自動車をはじめ主力株もさえない銘柄が多い。半面、ファーストリテイリングはしっかりだった。 プライム市場の騰落数は、値上がり432銘柄(23%)に対し、値下がりが1369銘柄(74%)、変わらずが36銘柄(1%)だった。

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