日経平均2万8500円超えで好調も…上場来安値を更新した銘柄とは

2022年08月16日

先週の日経平均株価は、前週末に比べ371円高の28546円で引けました。終値で28500円超えは、今年1月12日(水)以来となります。 【図表】世代別の貯金・年収・収支

日経平均、好調の背景

週前半は8月5日(金)に公表された、米国の雇用統計で非農業雇用者数が、事前予想の2倍程度の前月比プラス52万8000人となった事や、7月の失業率が3.5%と新型コロナウイルス前の水準まで低下した事で、9月のFOMCで再度、大幅な金利の引き上げが行われるのではないかとの思惑が広がりました。また、8月8日(月)の引け後に発表された東京エレクトロン(8035)とソフトバンクG(9984)の決算が予想を下回った事などから軟調な展開となっていました。 しかし8月10日(水)に発表された、7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.5%上昇と市場予想の8.7%を下回った事で、過去2年間にわたってインフレ高進が続いていただけに、安堵すべき顕著な兆しと捉えられ、米国株が大幅上昇し、日経平均株価も8月12日は700円を超える上昇となりました。7月のCPIの低下はガソリン価格が約20%下落した事が大きかったです。 このような状況の中で、上場来安値を更新した銘柄があります。日経ダブルインバースETF(1357)です。

日経ダブルインバースETFとは

文・画像:金融庁ウェブサイト「レバレッジ型・インバース型 ETF 等への投資にあたってご注意ください」より引用

ETFとは、日経平均やNYダウなど特定の指数に連動した成果をめざし運用設定されている、金融商品取引所に上場している投資信託です。 日経ダブルインバースETFが連動するのは「日経平均ダブルインバース・インデックス」で、日々の騰落率を日経平均株価の騰落率のマイナス2倍として計算される株価指数です。例えば、日経平均株価が前日に比べて1%上昇すると、日経平均ダブルインバース・インデックスは2%下落し、反対に日経平均株価が前日に比べて1%下落すると、同指数は2%上昇する仕組みです。 日経平均225先物取引を主要投資対象としており、当該取引の売建て総額が純資産総額に対して約2倍程度になるように調整を行います。日経平均株価の下落を見込む投資家に人気の商品です。 しかし、この商品の仕組みを理解せずに、取引している投資家の方も多いのではないでしょうか。2021年6月に金融庁はレバレッジ型・インバース型 ETF等への投資にあたって注意を促しました。 ・レバレッジ型・インバース型ETF等は、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品です ・投資経験があまりない個人投資家の方が資産形成のためにこうしたETF等を投資対象とする際には、取引の仕組みや内容を十分理解し、取引に伴うリスク・コストを十分に認識することが重要です

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