日銀総裁「1日に2円も3円も動くのは、急激な変化だ」…首相と会談したが指示や要望なし

2022年09月09日

 日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁は9日、首相官邸で岸田首相と会談した。円相場が一時、1ドル=144円台後半と約24年ぶりの円安水準を更新したことを受け、経済への影響などについて意見を交わした。

 黒田氏は会談後、記者団に対し、「1日に2円も3円も動くのは急激な変化だ」との認識を示した。「急激な変動は企業の経営方針を不安定にするため好ましくない」と指摘し、今後の動向を注視する考えを示した。岸田首相から指示や要望はなかったという。

 9日の円相場は、日米金利差の拡大を見込んで運用に有利となるドルを買う動きが先行していた。正午頃に、両氏の会談が報じられると、為替介入への警戒感から円を買い戻す動きが優勢となった。9日の東京市場は午後5時、前日(午後5時)比1円46銭円高・ドル安の1ドル=142円35~37銭で大方の取引を終えた。

 黒田氏と岸田首相の会談は今年6月以来、4回目。

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