日銀YCCは継続、為替介入は水準でなくスピード次第-ゴールドマン
2022年10月20日
(ブルームバーグ): 米銀ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは、日本銀行のイールドカーブコントロール(YCC、長短金利操作)が維持されるとの見方を示した。ドル・円相場が1ドル=150円の節目に近づいているが、日本当局による為替介入の判断は水準ではなく、相場変動のスピードに左右されると指摘した。
同行ストラテジスト、カマクシャ・トリベディ氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、日銀が今月27、28両日の金融政策決定会合でYCC維持に向けた取り組みを示すと予想した。
米経済が依然として過熱しているようにみえるため、ドル上昇は続くと発言。「われわれを含む多くの人にとってのベースラインは、金利上昇がより長く続くということだ。最も楽観的なインフレ予測でも、物価上昇は非常に緩慢に鈍化するに過ぎない」と述べた。
原題:Goldman Sachs Sees Japan's Yield-Curve Control Policy Continuing(抜粋)
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