日銀YCC修正、市場揺さぶる-円と米国債利回り上昇、米株先物下落

2022年12月20日

(ブルームバーグ): 米国債相場は20日、日本銀行の金融政策決定発表後に下げ幅を拡大。日銀はこの日の金融政策決定会合で、長短金利操作の運用を一部見直し、許容変動幅の上限を0.5%程度に引き上げた。

これを受け円の対ドル相場が上昇する中で、米10年債利回りは一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.66%を付けた。米5年債利回りは4bp上昇し3.76%。

米株価指数先物は下げに転じ、日本時間午後0時19分時点で、S&P500種株価指数先物は一時0.7%、ダウ工業株30種平均先物は0.6%、ナスダック100指数先物は0.8%それぞれ下落した。

アシンメトリック・アドバイザーズのアナリスト、アミール・アンバーザデ氏は日銀の修正について「日本のインフレ率が上昇している中で起こるべくして起こったもので、ただ多くの人が考えていたより早かったということだ」とした上で、「資金の日本への還流を引き起こす可能性がある。また、日本の投資家はドルへのエクスポージャーについてヘッジを高める必要があるだろう。これは円高につながり、さらに円が上昇するという予想を自己実現していくことになる」と話した。

日銀がYCCを修正、長期金利の許容変動幅を上下0.5%に拡大 (1)

原題:Global Markets Jolted as BOJ Surprises With Yield Policy Change、Treasury 10-Year Yield Rises 8bps to 3.66% After BOJ Move、US Index Futures Fall as Dollar Drops Following BOJ Meeting(抜粋)

(c)2022 Bloomberg L.P.

Garfield Clinton Reynolds

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