早くも傲慢さ炸裂!習国家主席、異例の3期目で本性あらわ 日中首脳会談 カナダ首相には国際的な場で〝説教〟岸田首相の警告も「成果ゼロ」宮崎氏

2022年11月19日


習近平国家主席(古厩正樹撮影)

岸田文雄首相は17日、タイの首都バンコクで、中国の習近平国家主席と首脳会談を行った。沖縄県・尖閣諸島周辺で、武装した中国海警局船が領海侵入を繰り返すなど、中国の対日暴挙は加速している。台湾や人権問題も含めてクギを刺せるかが焦点だったが、「異例の3期目」に突入した習氏は強硬姿勢が目立った。岸田首相の「深刻な懸念」は伝わったのか。 【写真】トルドー首相を呼び止め〝説教〟した習主席 「いかなる者のいかなる口実による中国内政への干渉も受け入れない」 習氏は、台湾や人権の問題を念頭にこう語った。「取り付く島もない」対応といえる。 約3年ぶりに対面で行われた日中首脳会談は、岸田首相が習氏の待つホテルを訪ねて開かれた。習氏は満面の笑みで岸田首相を迎えて握手を交わして始まった。 だが、日中関係は融和とはほど遠い。 中国は、日本固有の領土である尖閣諸島周辺に常態的に船舶を侵入させているうえ、台湾を威迫する軍事演習に乗じて日本のEEZ(排他的経済水域)に弾道ミサイル5発を撃ち込んできた。ウクライナに侵攻したロシア、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮との連携も見逃せない。 会談で、岸田首相は「日中は地域と国際社会の平和と安定に重要な責任を有する大国だ。協力の可能性とともに、多くの課題、懸案にも直面している」といい、覇権主義的行動をいさめた。 ところが、習氏は尖閣諸島を念頭に、「海洋と領土の争いの問題では、食い違いを適切にコントロールしなければならない」と語り、日本の「(尖閣では)領有権の問題は存在しない」という主張を覆そうとした。 岸田首相は13日の東アジアサミットでも「東シナ海では中国による日本の主権を侵害する活動が継続、強化されている」と名指しで批判した。 これに対し、中国は翌14日、無人機など3機を沖縄本島を囲むように旋回させた。 日中首脳会談とは別だが、習氏の傲慢さを印象付ける一幕もあった。 インドネシアで開催されたG20(20カ国・地域)首脳会議で、習氏はカナダのジャスティン・トルドー首相を呼び止め、通訳を介して「すべて新聞にリークされた。適切ではない」と〝説教〟し、その場面がテレビで流れた。前日の非公式会談の内容が報じられたことに不満だったようだが、公の場で他国首脳を批判するのは異例だ。 中国情勢に詳しい評論家の宮崎正弘氏は「強硬姿勢に加え、高飛車な態度が目立った。自身の続投と、党要職を側近で固めた人事に自信を深めたのだろう。日中首脳会談は45分で、通訳の時間を差し引けば『成果ゼロ』だったと見る。トルドー氏への態度も傲慢さが突き出ていた」と語った。

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