昨年12月の米雇用者数、前月比20万人増か－引き続き力強い労働市場

（ブルームバーグ）： 米労働省が６日に発表する昨年12月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比約20万人の増加が見込まれている。11月の増加幅からは減速となるものの、過去数十年ぶりの積極的な金融引き締めにもかかわらず、引き続き堅調な採用と労働市場全般の力強さが示されることになりそうだ。

12月の平均時給は前年同月比５％増と、米金融当局の２％の物価目標と整合的なペースを大きく上回る見通しで、失業率も3.7％と歴史的な低水準での推移が見込まれている。こうした労働市場の需給不均衡は持続的な賃金上昇圧力として作用するものと予想される。

一方、４日には12月13、14両日に開催された連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合の議事要旨が公表される。物価上昇ペースに鈍化の兆候が見られる状況にあっても、米金融当局者がインフレ高進リスクへの警戒を強める背景が示される可能性がある。

原題：US Jobs Report Likely to Show Still-Tight Labor Market: Eco Week（抜粋）

--取材協力：Craig Torres、Monique Vanek、Michael Winfrey、Benjamin Harvey、Paul Jackson、Robert Jameson、Nasreen Seria、Karthikeyan Sundaram.

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Reade Pickert, Craig Stirling