東京円、一時1ドル=149円40銭台に下落…円買い介入に警戒感高まる

2022年10月19日

19日の東京外国為替市場で円相場は一時、1ドル=149円48銭まで下落し、1990年8月以来、約32年ぶりの円安水準を更新した。政府・日本銀行による為替介入への警戒感があるものの、運用に有利なドルを買って円を売る動きが強い。

 午後5時時点の円相場は前日(午後5時)に比べて38銭円安・ドル高の1ドル=149円33~36銭で大方の取引を終えた。

鈴木財務相(右)と黒田日銀総裁(13日、米ワシントンで)

 米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが続き、日米の金利差がさらに拡大するとの見方が多い。バイデン米大統領が「ドルが強いことを懸念していない」と述べ、ドル高を容認する姿勢を示していることも円売り材料となっている。

 政府・日銀は9月22日に約24年ぶりの円買い為替介入に踏み切ったが、円安の流れは歯止めがかからない。市場では、10月13日に実施の有無を公表しない「覆面介入」をしたとの観測もあり、警戒感が高まっている。

 鈴木財務相は19日朝、記者団に対し、「頻度を上げ、常に動きをチェックしている」と市場をけん制。日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁は参院予算委員会で「最近の円安は急速かつ一方的で、経済にとってマイナスだ」と改めて強調した。

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