東京市場でも140円台加速 24年ぶり円安水準更新も…政府“静観” 「問われる政府・日銀の覚悟」

2022年09月02日

私達の家計を直撃する物価高をお伝えする「家計クライシス」。きょうもテーマは「円安」です。24年ぶりに140円の大台を突破し、きょうも加速しています。しかし政府は、円安阻止に動こうとせず、静観したままです。 会社員 「こんなに円安になっちゃって、本当に大丈夫なのかな。生活に密着しているところで物価高」 「資源価格が高騰している。何しても上がってるし、食品関係もどんどん値上がりしている。庶民の生活を守ってほしい」 歴史的な円安が止まりません。昨夜23時過ぎに、24年ぶりに140円台をつけた円相場。きょうの東京市場でもジワジワ円安が進み、午後3時過ぎには40銭台に。今年に入って25円以上円安が進んだことになります。 TBSテレビ 木戸誠人経済部長 「これまで心理的な壁とされてきた140円を突破したことで、このままさらに円安が進むのかどうか、見通しが極めて難しくなりました」 原材料の多くを輸入に頼る日本では「円安」はそのまま「物価高騰」に直結します。 アメリカから牛肉を輸入しているステーキ店。円安で、一番人気のメニュー、アウトサイドステーキを値上げしました。 ステーキハウスTRUMP 渡辺洋平さん 「(2年半前の)オープン当初が2300円ぐらい、今は大体2900円、約3000円。ランチで来ていたお客さんが結構減りました。苦しいし、もう耐えるしかない」 お客さんは... 客 「値上げに気づかなかったけど、言われたら上がっている。物は本当にどんどん高くなっている」 一方、円安の影響はあの「シウマイ弁当」にも。「崎陽軒」は来月1日から平均4%の値上げを行います。定番商品の「シウマイ弁当」を860円(税込)から900円(税込)に値上げします。 円安の原因は、日米の金利差です。アメリカが急激な利上げを進める一方、日銀は頑なに金融緩和を変えず、円安阻止に動こうとはしていません。 一方、生活を圧迫する円安に政府も静観したままです。今年4月、1ドル=126円台の時、鈴木財務大臣は... 鈴木俊一財務大臣 「しっかり緊張感をもって、これからの為替の動向については注視していきたい」 そしてこのときから15円近く円安が進んだきょうも... 鈴木俊一財務大臣 「高い緊張感をもって注視をしてまいりたい」 発言は5か月前とほとんど変わっていないのです。 TBSテレビ 木戸誠人経済部長 「ずっと『注視している』だけで、どうせ政府・日銀は何も手を打たないと、市場に見透かされている状態が続いています。円安が物価高につながり、国民生活を圧迫しているのにこのままでいいのか。政府・日銀の覚悟が問われていると思います」

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