東京株式市場 1年で平均株価が1割余り下落 海外情勢が影響
2022年12月30日
東京株式市場はきょうが年内最後の取引だが平均株価は1年で、1割余り下落した。
ことしのマーケットは、とにかく海外情勢に振り回された1年だった。今年2万9000円を超えて始まった日経平均株価は2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まると、原油高などもあって大幅に下落し、3月には2万4717円の最安値を付けた。
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その後は、アメリカの金融政策に翻弄され、乱高下した。きょうは2万6205円で午前の取り引きを終えていて、年間の終値としては4年ぶりに下落する見込みだ。
また、日米の金利差が広がるにつれて円相場は10カ月で36円あまりと急激に円安が進み、政府は24年ぶりの円買い介入に踏み切った。
日銀は今月、突然「事実上の利上げ」を行い市場は動揺し、株価は下落しました。来年は10年ぶりの総裁交代に注目が集まる。
「日本株は底堅い」と指摘する市場関係者も多く、来年は3万円台を回復できるかが焦点だ。(ANNニュース)