株価 一時850円超 大幅下落 アメリカ景気不安...NY急落飛び火
2022年08月29日
アメリカの金融政策をめぐり、株価が大幅下落している。
日経平均株価は、一時850円を超える下げ幅となった。
アメリカで高い金利が長く続く可能性が強まり、警戒感が広がっている。
株安の発端となったのは、アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長の発言。
物価上昇を抑えるためには、家計や企業に痛みが広がったとしても、金利の引き上げが必要だと強調した。
これを受けて、市場では、景気が落ち込むリスクが意識され、ニューヨークのダウ平均は、1,000ドル以上急落した。
東京市場でも、全面安の展開で、およそ3週間ぶりに2万8,000円を割り込んだ。
市場関係者の間では、FRBが景気を支えることを優先して、利上げのペースを落とすのではとの見方もあったが、そうした期待とは逆に、利上げを続ける覚悟が印象づけられた形で、景気落ち込みへの警戒モードが続くとみられる。