次世代原発開発や原発の運転期間延長、年末までに結論　首相が指示

［東京　２４日　ロイター］ - 岸田文雄首相は２４日午後、脱炭素社会に向けた戦略を協議する「ＧＸ実行会議」に出席し、次世代型原発の開発や原発の運転期間延長などの検討を加速し、年末までに具体的な結論を出すよう求めた。 会議では、エネルギー安定供給の再構築について議論した。首相は原発を巡り、再稼働済み１０基の稼働確保に加え、設置許可済みの原発７基の再稼働について国が前面に立ちあらゆる対応を取ると強調した。 政治判断が必要な項目として、原発の運転期間の延長や次世代革新炉の開発などが会議では示されたという。 このほか、再生可能エネルギーの拡大に関しても、制度的枠組みなど具体的な結論を年末までに出すよう検討の加速を指示した。