為替介入について「アメリカ側から一定の理解得られた」 鈴木財務大臣
2022年10月11日
鈴木財務大臣は先月実施したドル売り・円買いの為替介入について、アメリカ側から一定の理解を得られたとの認識を示しました。
きょうの閣議後の会見で鈴木大臣は先月実施した為替介入について「アメリカの財政当局から一定の理解を得ることができたと思う」と述べた上で、日本の単独介入になったことについては「介入というのは、ドルを売ることになる。広い意味ではそういう理解を得ながら進めるということで、これもある意味、協調された動きの中という範ちゅうに入るのではないか」と述べました。
また、為替介入については、大臣就任以来、「申し合わせ事項」を再確認するなど「各国の理解を得るための対話を続けてきた」とした上で、G20財務大臣中央銀行総裁会議でも為替介入について「日本の立場を発言する予定」であることを明らかにしました。
また一時1ドル=145円台後半をつけた円相場の水準に関しては、「コメントを控える」と述べた上で、「引き続き強い緊張感をもって注視し今後、過度な変動があれば適切な対応を取る」考えに変わりはないことを強調しました。