無党派票は自民トップで26% 維新堅調2位16.9% 立民は21年衆院選から10ポイント以上減らし3位に転落 無党派離れが浮き彫りに
2022年07月12日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071000510&g=pol
時事通信が10日実施した参院選の出口調査によると、特定の支持政党を持たない無党派層の比例代表の投票先は、自民党が26.0%でトップだった。日本維新の会が16.9%で2位。立憲民主党は14.1%にとどまり、2021年衆院選の首位から3位に転落した。
「支持する政党はない」との回答は全体の28.7%。21年衆院選で無党派層の投票先は自民が23.3%で2位、維新が18.8%で3位だった。今回も堅調な両党とは対照的に、立民は10ポイント以上減らし、無党派層離れが浮き彫りとなった。
従来の野党共闘に加わらず選挙戦に臨んだ国民民主党は7.9%で4位。次いで共産党が6.8%、れいわ新選組が6.3%、公明党が5.7%となった。
政党要件を満たす9党は、いずれも支持層の8~9割を固めた。自民支持層の約5%が維新に流れる一方、維新、国民を支持すると答えた人のうち、それぞれ約5%が自民に投票していた。
選挙権を得て5回目の国政選挙となる「18、19歳」の投票動向をみると、自民が37.9%を占め、1回目の16年参院選から一貫してトップを維持した。2位は立民の10.7%、3位は維新の9.6%だった。
自民はまた、20代以上でも30%台後半の票を獲得。2位は、20代が立民、30代以上が維新だった。