米ドル/円は、160.20円のバブル崩壊直前高値まで上昇!?継続的な介入はやってこず、ますます円安は進むことに。メキシコペソ/円のロングが最強! 政策金利は11月に10%へ

2022年10月15日

9月米CPIは予想を上回る前年比8.2%。今後も予想以上のペースで利上げを継続しなければならない可能性が高まった
 昨日(10月13日)、米国の9月CPI(消費者物価指数)が発表されました。
 市場予想は、前年比で8.1%でしたが、結果は8.2%と予想値を上回りました。
 FRB(米連邦準備制度理事会)はこれまで、かつてないペースで利上げを実施してきていますが、その効果はあまり出ていない結果となっています。目標としている2%以下までは、道のりは極めて遠いと言わざるを得ません。
 この結果を見る限り、今後も予想以上のペースで利上げを継続しなければならない可能性が高まりました。
 現在は、政策金利を年末までに4.5%程度まで上げて、来年の春までに5%弱程度まで上げるというラインが想定されていますが、それ以上の利上げを迫られると現時点では考えています。
米ドル/円は32年ぶりの高値を更新。1990年4月高値の160.20円まで上昇してもまったく不思議でない
 こうした状況を反映して、米ドル/円は上昇を続け、ついに一時147.67円と1998年の高値を更新。32年ぶりの水準にまで米ドル高・円安が進みました。
 日銀は金融緩和姿勢を変えようとしていませんので、今後どこまで米ドル高・円安が進むのか、想像ができなくなってきました。
 1990年4月、バブルが崩壊する直前に1米ドル=160.20円という高値がありました。当時、私は米国で為替ディーラーをやっていましたが、あの時の水準にまで上昇してもまったく不思議ではありません。
そろそろ2回目の介入が行われてもおかしくないが、継続的な介入はやってこない。米ドル高・円安の流れを止めるものはないと考えてトレードに臨むべき
 では、これに対して日本政府はどうするのでしょうか? 
 今週(10月10日~)、ワシントンでG20財務大臣中央銀行総裁会議が開催されました。
 一部では、「米ドル高に対して何かコメントを出すのでは?」という声もありましたが、イエレン米財務長官が「現在の米ドル高は各国のファンダメンタルズを反映したものであり、概ね適切」との見解を示したことにより、米ドル高是正の協調の可能性は遠のいてしまいました。
 そんな中、鈴木財務大臣は「過度な変動があれば、断固たる措置をとる」との見解を表明。あわせて、「水準ではない」と発言しています。
 つまり、米ドル/円がいくらまで上がったら米ドル売り介入をするのではなく、急激に円安が進んだ時に行っていくと言っているわけです。
 これでは、流れを抑え込むことすらできません。32年ぶりの円安水準に来ていますので、それだけで、動きが過度であるという理由付けにはなります。
 ですから、そろそろ2回目の介入が行われてもおかしくはありませんが、継続的な介入はやってこないでしょう。こういう限定的な介入では、市場の需給を歪ませることもできませんので、ますます円安は進むことになります。
 今のところ、この米ドル高・円安の流れを止めるものはないと考えてトレードに臨むべきです。
メキシコペソ/円のロングポジションが最強。8.00円を目指して上昇していく可能性を見極めつつ、持ち続けている
 最後に、私も長期保有しているメキシコペソ/円ですが、現在、このポジションが最強です。
 メキシコの政策金利は9.25%まで引き上げられ、次回11月の会合では、いよいよ10%になる予定です。
 ファンダメンタルズもしっかりしていますし、経済的に繋がりの深い米国も雇用環境がしっかりしており、当面大きく崩れることはなさそうです。
 こういった状況の中では、金利差は大きな武器です。メキシコペソ/円は8.00円を目指して上昇していく可能性を見極めながら、ロングポジションを持ち続けています。

ザイFX!


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