米共和党予備選、トランプ氏支持の候補が複数州で勝利
2022年08月03日
[2日 ロイター] - 11月の米中間選挙に向けて共和党の候補を選ぶ予備選が2日、国内複数州で行われ、トランプ前大統領が支持する候補者数名が勝利した。一方、カンザス州では人工妊娠中絶の権利を巡る住民投票が実施され、中絶の権利擁護派が勝利した。
ミシガン州の共和党知事候補を選ぶ予備選では、2020年大統領選で不正があったとするトランプ前大統領の主張を支持する保守派のコメンテーター、チューダー・ディクソン氏が候補指名を獲得した。同氏は民主党のグレッチェン・ウィットマー知事と対決することになり、中絶を巡る権利が焦点になる見通し。
カンザス州でもトランプ氏が支持するデレク・シュミット州司法長官が州知事の候補指名を獲得した。同氏は民主党のローラ・ケリー知事と対決するが、接戦が予想される。
一方、同州では、人工妊娠中絶の権利を認めた州憲法の規定を削除するかどうかを問う住民投票も実施され、集計率85%の段階で61.1%が中絶の権利を支持。38.9%は規定削除を支持した。
ミズーリ州ではエリック・シュミット州司法長官が上院議員の共和党候補指名を獲得した。
2024年の大統領選再出馬を検討しているトランプ氏は、予備選で200人以上の候補を支持している。