経済対策の経済・物価への影響、次回展望リポートで委員の見方示す=日銀総裁
2022年11月02日
[東京 2日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は2日の衆院財務金融委員会で、政府の総合経済対策について、総体として経済・物価にどのような影響があるかを十分分析し、次回の展望リポートで政策委員の見方を明らかにしたいと述べた。物価を引き下げる要因があるのはその通りだとする一方で、成長率を引き上げる要因も含んでいると指摘した。
黒田総裁は藤巻健太委員(維新)への答弁で、総合経済対策について「経済をしっかり下支えして経済の回復を助けるもの。日銀が行っている政策と政府の政策とは相互に補完するもので、矛盾するものではない」と語った。