習近平政権への不満が爆発!中国を脱出した「上流階級」が日本を目指すワケ

2022年12月06日

 習近平政権の3期目続投や厳しすぎる統制に見切りをつけ、中国の富裕層や知識人などの上流階級がこぞって中国を脱出し、日本を目指しているという。最近では、中国電子商取引最大手「アリババ」創業者のジャック・マー氏が約半年前から東京都心に滞在していると報じられている。

習近平政権に対する不信感が爆発!

 最近、中国のネット上で、にわかに流行している「潤(ルン)」という新語。これは中国からの脱出を意味する言葉である。その背景について、中国に詳しいルポライターの安田峰俊氏(@YSD0118)が話す。 「習近平による強引な3期目続投により、体制が不安定化することへの懸念から、母国を捨てて海外移住したいという中国人が急増しているのです。このまま中国にいたら資産を政府に没収されかねない、という恐怖もあるのでしょう。  彼らの資産額は下は数億円、上は数百億から数千億円ともいわれている。富裕層だけでなく、メディア界の重鎮や知識人も多く含まれています」

明らかに行きすぎ?ゼロコロナ政策

安田峰俊氏

 一方で「上海ロックダウンが大きな契機となった」と話すのは、ジャーナリストの姫田小夏氏。 「文化大革命以降、経済活動や言論の自由度は、少しずつではあれ高まっていました。それが習近平政権で逆行を始め、上海ロックダウンで一気に文革時代にまで戻ってしまった。"ゼロコロナ"を掲げる中国のコロナ対策は明らかに行きすぎでしたから。そこで『政府のおかげで豊かになった』と思っていた人々も目が覚めたのです」  そんななか、逃避先として選択肢の上位に挙がっているのが、日本だという。

逃避先の上位に挙がった日本

上海のロックダウン。一人でも感染者が出ると全閉鎖する理不尽ぶりが、中国の上流階級たちの不満を加速させたとみられる

「中国人が最も憧れる移住先は北米やシンガポールですが、コスト的にも要件的にも移民へのハードルが高い。タイやマレーシアなら簡単に移民できるが、中国よりも『格下国』という意識がある。そんななかで選ばれるのが日本です。漢字を用い、一応先進国で医療水準が高く、生活費も安価。同胞も多く食べ物にも困らないという理由です」(安田氏)  在留資格の取りやすさも日本が選ばれる一因だ。 「中華料理店や食材店などのスモールビジネスを経営すれば、経営管理ビザが取得できます。その後の永住権の取得も、先進国の中では比較的容易です」(姫田氏)

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