ECB、少なくとも50bpの「果断な」利上げが必要-カザークス氏

2022年08月29日

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)はインフレを抑制するため力強く行動する必要があり、9月の会合では少なくとも0.5ポイントの利上げを行うべきだと、ECB政策委員会メンバーであるラトビア中銀のカザークス総裁が述べた。

米カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム開催地、ワイオミング州ジャクソンホールでインタビューに応じた同総裁は、インフレ率が10%に近いことから利上げの前倒しは「理にかなっている」と指摘。その上で、金融政策支援の解除ペースは秩序立ったものでなくてはならないとし、ECBのバランスシート縮小すなわち量的引き締めを巡る議論を始めることは可能だが、行動を今起こす必要はないと語った。

カザークス総裁は、インフレ期待は「引き続きおおむねあるべきところにある」とし、これを「良いニュースだ」と評価。ただ、その二次的影響がより明確になってきているとし、「非常に強く、果断で明確な」対応が求められていると警告した。

総裁は、来月の会合では「少なくとも50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)が適切になるだろう」と発言。利上げ幅を判断する上では31日に発表される8月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)などが鍵になるとの見方を示した上で、「強力かつ大幅な利上げが必要であり、現時点では50もしくは75bpだと考える」と述べた。

原題:

(抜粋)

(c)2022 Bloomberg L.P.


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