NY原油3日続落、一時87ドル台-米中景気減速と供給増の見通し懸念
2022年08月16日
(ブルームバーグ): ニューヨーク原油先物相場は過去2営業日で約5%急落した流れを引き継いで3日続落し、アジア時間16日の時間外取引で、一時1バレル=88ドルを割り込んだ。
15日に発表された中国の7月の工業生産と小売売上高、1-7月の固定資産投資はいずれも予想を、米国でも8月のニューヨーク連銀製造業景況指数が大幅に悪化してマイナスに転落した。
一方、は核合意再建に向け欧州連合(EU)が提示した最終文書に回答し、アブドラヒアン外相は「米国が現実的な対応と柔軟性を示せば」数日中の妥結は可能との認識を示した。リビアも増産に動いており、需要が減速する中で原油供給が今後増える可能性がある。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)9月限は一時87.88ドルの安値を付け、シンガポール時間午前9時17分(日本時間同10時17分)時点で1.4%安の88.20ドルで取引された。
原題:(抜粋)
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