NZ第3四半期失業率は横ばいの3.3%、賃金の伸びは過去最高

2022年11月02日

[ウェリントン 2日 ロイター] - ニュージーランド統計局が2日発表した第3・四半期の失業率は3.3%と、前期比横ばいとなり、賃金の伸びは過去最高を記録した。ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が今月会合で75ベーシスポイント(bp)の利上げを行うとの観測が高まった。 就業者数は1.3%増加した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は失業率が3.2%、就業者数は0.5%増だった。 民間部門の賃金は季節調整済みで前年比3.8%上昇し、伸び率は1993年の統計開始以降で最も高い水準だった。前期比では1.1%上昇した。 キーウィ銀行のエコノミストは「労働市場は依然としてタイト過ぎる」と述べ、労働者はより多くの時間を費やし、企業はより幅広い層から雇用している、と指摘した。 統計局の国際・業績統計シニアマネジャー、ダレン・アラン氏は「労働コスト指数(LCI)と四半期雇用調査の賃金指標でいずれも民間部門が前年比の強い伸びをけん引した」と指摘した。 労働参加率は71.7%、就業率は69.3%で、ともに1986年の統計開始以来の高水準となった。 オーストラリア・アンド・ニュージーランド銀行(ANZ)は、今回のデータは、今月会合での75bpの利上げ観測を支える内容だったが、中銀がそれ以上の利上げを検討する材料にはならないと指摘した。 中銀は先月、金利を50bp引き上げて7年ぶり高水準の3.5%とした。根強いインフレの抑制に苦慮する中、さらなる利上げを示唆した。 市場は現在、今月会合での75bpの利上げ確率を70%織り込んでいる。

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