1ドル=147円もあるか?経済再開で期待される銘柄に注目!

2022年09月11日

「株式投資に興味があるけど、何から始めればいいの?」ーー。そんな株式投資ビギナーにおすすめしたいのが『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』(馬渕磨理子著、ダイヤモンド社)です。全国各地のセミナーで5年間にわたって個人投資家の方々にお伝えしてきた、的中率70%超の堅実な投資法を紹介。「黒字転換2倍株投資術」とは、四半期決算データで営業利益・経常利益が「赤字」から「黒字」に転換するタイミングの銘柄をいち早く見つけて買い、2倍になったら売るというシンプルな方法。「リスクを取りたくない、損切りの回数を減らしたい、でも利益は欲しい!」という堅実派の人にも始めやすいマイルドな投資法です。今回から特別編として書下ろしの記事をお届けします。これから株式市場はどうなっていくのか? どんな有望銘柄があるのか? 最新の黒字転換2倍株候補銘柄をご紹介。 【この記事の画像を見る】 ● 日米の金利差は、今後も拡大傾向が続く可能性が高い  8月26日に開催された年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の講演後から、マーケットの雰囲気が変わりました。  米国株式市場が大きく下落し、マーケットにはリスクオフ(投資リスクを下げること)のムードが漂っています。パウエルFRB議長が金融引き締め継続に強い意思を表明したことや、来年の利下げを否定したことがきっかけです。  FRBは、粛々と利上げを継続して政策金利を4%程度に引き上げるスタンスを取っていることから、日米の金利差は、今後も拡大傾向が続く可能性が高いです。実際に、1ドル=142円台の大台を突破しています。  この先のドル円の見通しは、年内に145円を目指す可能性もあります。市場では、1998年の高値である147円が意識され始めています。  米国株の下落に比べると、日本の下落幅が限定的で、かつ、自動車株、電機、精密といった輸出企業は円安の恩恵を享受することが考えられます。そして、経済再開がプラスに働く企業もです。  政府は新型コロナウイルスの水際対策を7日から緩和し、1日当たりの入国者の上限を2万人から5万人へ引き上げます。引き上げたことが、そのまま入国者数に直結するわけでないという問題は残るものの、再開に向かっている動きは間違いありません。  インバウンドが本格化されれば、業績の底上げが期待できます。 ● 引き続き、黒字転換株には注目!  これまでにも、「黒字転換株」には要注目だとお伝えしてきました。業績の進捗率が良い、黒字転換銘柄を確認してみましょう。  高級喫茶「椿屋」はじめカフェが柱で首都圏に直営展開をしている東和フードサービス<3329>は、黒字転換しています。  椿屋と言えば、大正ロマン溢れる店舗で、優しい接客が心地よい店舗です。私は、ここのロイヤルミルクティーが好きです。同社は、23年第一四半期の決算で営業利益が1億1500万円の黒字に浮上しています。  しかし、23年の通期の営業利益は2200万円の着地見通しであり、第一四半期の段階で通期の目標を超えています。進捗率で言えば、522%と第一四半期のクリア基準である25%を大きく超えています。つまり、高進捗の企業になります。  長期の戦略では、2022年7月28日に中期経営計画(中経)を発表していますが、業務環境と自社の強み・弱みを分析した分かりやすい内容です。  中経のポイントは、コロナ禍で注力している「物販」を今後、売上比率20%という目標を掲げている点です。来店者だけに頼らない、ECでの販売や小売りの大手で冷凍食品を販売する戦略を進めています。  同社はイタリアンの業態も手掛けており、冷凍食品とも相性が良いですし、販売チャネルの拡大戦略も明確です。  四半期ベースで黒字転換企業を見つけた際に、「決算の進捗率はどうか?」を確認してみてください。そして、通期の見通しも「黒字浮上」しそうかどうかもチェックしてみましょう。  そして、決算の進捗率は第一四半期であれば25%、第二四半期では50%、第三四半期では75%を超えているかを確認すると、銘柄を絞り込むことができます。  今回は、あくまでも事例として東和フードサービスのケースを見てみました。

馬渕磨理子

© 2009 Dr. straightのヘルスケア&リラクゼーションのブログ。 by https://www.stosakaclinic.com/
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