1ドル=150円突破 鈴木財務相「過度な変動には適切な対応を取る」再びの介入も辞さない構え示す
2022年10月21日
20日に大きな節目である1ドル=150円を突破した円相場。鈴木財務相は、再びの介入も辞さない構えを示しました。
東京外国為替市場で20日、32年ぶりの150円台をつけた円相場は、21日朝もさらに円安が進んでいます。今年初めに比べて3割以上も円安の状況となり、影響も深刻となっています。
鈴木財務相「今、私どもは市場を介しまして、投機筋と厳しく対峙(たいじ)をしているという状況にあります」
鈴木財務相は、「過度な変動には適切な対応を取る」と市場を牽制しました。
また、財政悪化につながるバラマキともいえる政府の経済対策は円安の原因にもなっているという指摘に対して、「家計等で苦しんでいる層に対して的を絞ったものでなければならない。バラマキのようなかたちで際限なくしてはいけない」と述べました。
さらに、エネルギーや食料品の高騰といった円安のマイナス面では影響の緩和が重要だとして、必要なところに的をしぼって対策を講じるとしています。