11月のアメリカ中間選挙 注目のトランプ氏「我々がもう一度やらないといけない」
2022年08月03日
アメリカでは11月の中間選挙に向けて、民主党・共和党それぞれの党の中で候補者を選ぶ「予備選挙」が行われています。こうした中、注目されているのは、この人の影響力です。
7月22日、アメリカ西部アリゾナ州にその人の姿がありました。
トランプ前大統領
「私は2回出馬し、2回勝った。2020年は前回を上回る大量の票を得たのだ」
トランプ前大統領がかけつけたのは、アリゾナ州の知事選に出馬した女性候補の応援でした。
アリゾナ州知事選候補 レイク氏
「ありがとう大統領。みなさんもこの方が大好きですよね?」
国政から地方政治まで、様々な選挙が同時に行われる11月の中間選挙。今、全米各地では民主党・共和党それぞれの党の中で候補者を選ぶ「予備選挙」が行われています。この予備選挙で、トランプ氏が公認した候補者は200人以上。いわば共和党の中の"トランプ派"候補者が"トランプ派"ではない候補者に対決を挑んでいるのです。
中でも、アリゾナ州では...
ペンス前副大統領
「私がここに来た理由は、次のアリゾナ州知事にテイラー・ロブソン氏が必要だからです」
ペンス前副大統領がトランプ氏とは別の候補者を支援。次の大統領選への立候補が取りざたされている2人が別々の候補者を支援し、戦う構図となっているのです。
2日に始まった予備選挙の投開票。アリゾナ州の知事選候補者は今のところ、ペンス氏が支援する候補が優勢となっています。
トランプ前大統領
「我々が、もう一度やらないといけないかもね」
予備選挙で"トランプ派"の候補者がどれだけ勝ち抜くか。それは2024年の大統領選挙をも占う、大きな指標となります。