2023年、日本経済を「ヤバい危機」が襲う…! 徹底予測する「円安180円」「不景気&値上げ持続」「給料は…?」の“全真相”…!

2022年10月03日

いま世界中で起きている値上げラッシュの「真因」はなにか――。じつは、いま最も問題なのは欧米で起きているインフレスパイラルだ。 【写真】たったの2年前にテスラ株を「100万円」買っていたら...衝撃の「結果」...!  多くの人が物価が上がらないと考えるため、それに合わせて欧米では「人件費」が過去にないレベルで上がり始めている。そして、今度は給与の上昇が原因のさらなる値上げが起き、価格は上がったままでなかなか下がらなくなる――これを粘着性のインフレを呼ぶが、いままさにこれが現実に起きてしまい大問題化しているのだ。  気になるのは日本はこれからどうなるのか、だろう。不景気の底へ、真っ逆さまに落ちてしまうのか。未来予測を専門にする経済評論家の鈴木貴博氏は、来年の日本はいまよりも「もっと心配な状況になる」と言うのだ――。

インフレの「本当の問題」

 実はアメリカでは今、当初のインフレの原因がおさまりつつあります。  原油価格が一時期の100ドル超えの水準から80ドル台近辺に値下がりしています。それでガソリン価格も1ガロン5ドル台から3ドル台に収まってきています。  中国からの海上輸送も安定するようになって物不足も解消されつつあります。コストが上がるタイプのインフレは落ち着き始めています。  にもかかわらず、人件費の上昇でインフレが止まらない。  これがなによりの「問題」なのです。

わざと「景気を悪くする」

アメリカのイエレン財務長官。景気過熱が引き起こしたインフレをどう抑えるか苦慮している Photo/gettyimages

 そして一番の問題は、みんなが「インフレが止まらない」と予想すると、インフレというものは本当に止まらなくなるのです。  この先のインフレに適応するように事業者は人件費を上げ、商品を値上げをするという行動に出ざるを得ません。インフレ予想が値上げ、賃上げにつながるのでインフレがさらに加速してしまう。  これがインフレスパイラルの原理です。  それで欧米の金融当局はこのインフレスパイラルを抑え込もうとしています。  みなさんも「利上げ」という言葉をニュースで聞いたかもしれません。  難しいことを端折って説明すると、利上げをすると景気が悪くなります。これから「景気が悪くなる」と予想する事業者が増えると、賃金は上げられなくなります。むしろ雇止めを行うので失業も増えます。  失業が増えると本当に景気が悪くなって、それで需要の過熱は収まってインフレは止まるのです。

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