FRBパウエル議長 利上げ幅縮小を示唆 135円台の円高に
2022年12月02日
アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が、年内に利上げ幅を縮小する可能性に言及した。 FRB・パウエル議長「利上げペースを減速する時期は、早ければ12月の会合になるかもしれない」 パウエル議長は11月30日の講演で、利上げの継続を強調する一方、政策の効果に時間差があるとも指摘し、13日から行われるFRBの会合で、利上げ幅を縮小する可能性に言及した。 アメリカでは、インフレ対策として、異例のペースで利上げを続けていて、いつFRBが利上げ幅の縮小にかじを切るのか注目が集まっている。 パウエル議長の発言を受け、1日の東京外国為替市場の円相場は、日米の金利差が縮小することが意識され、円買いドル売りの動きが強まった。 8月下旬以来、およそ3カ月ぶりとなる1ドル = 135円台まで値を上げた。