NY外為〕円、147円台前半(4日朝)
2022年11月04日
【ニューヨーク時事】週末4日午前のニューヨーク外国為替市場では、注目の米雇用統計の発表を受けて円買い・ドル売りが進み、円相場は1ドル=147円台前半に上昇している。午前9時現在は147円15~25銭と、前日午後5時(148円21~31銭)比1円06銭の円高・ドル安。 ニューヨーク市場は147円66銭で取引を開始。米労働省が朝方発表した10月の米雇用統計によると、失業率は3.7%と、前月から0.2ポイント上昇。市場予想(3.6%=ロイター通信調べ)も上回った。景気動向を反映する非農業部門の就業者数は26万1000人増。増加幅は前月(31万5000人増=改定)から減速したが、市場予想(20万人増)を上回った。これを受けて、雇用情勢は依然として堅調だが、過熱感は徐々に弱まっているとの見方が浮上。米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げの継続観測が後退し、市場は円買い・ドル売りで反応した。 米債券が雇用統計発表後に買われ、長期金利が上げ幅を削ったこともドルの売りにつながったもよう。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=0.9845~9855ドル(前日午後5時は0.9744~9754ドル)、対円では同144円90銭~145円00銭(同144円48~58銭)と、42銭の円安・ユーロ高。